たいわんにんじんぼく (台湾人参木)
学名 |
Vitex negundo |
日本名 |
タイワンニンジンボク |
科名(日本名) |
シソ科 |
日本語別名 |
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漢名 |
黃荊(コウケイ,huángjīng) |
科名(漢名) |
脣形(シンケイ,chúnxíng)科 |
漢語別名 |
楚(ソ,chŭ)、楛(コ,hù)、荊(ケイ,jīng)、五指柑(ゴシカン,wuzhigan)、五指風(ゴシフウ,wuzhifeng)、布荊(フケイ,bujing) |
英名 |
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辨 |
Vitex negundo には、次のような種内分類群がある。
タイワンニンジンボク var.negundo(黃荊・五指柑・五指風・布荊)『雲南の植物Ⅱ』239
f. laxipaniculata(疏序黄荊) 『中国本草図録』Ⅷ/3775
ニンジンボク var. cannabifolia(V.cannabifolia; 牡荊)
クサニンジン var. incisa(var.heterophylla, V.chinensis;荊條・刻葉黃荊)
『中国本草図録』Ⅳ/1822 遼寧・華北・山東・陝甘・江蘇・安徽・江西・湖南・四川・貴州に産
var. microphylla(V.microphylla;小葉荊) 四川・雲南・チベット産 『中国本草図録』Ⅷ/3774
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ハマゴウ属 Vitex(牡荊 mŭjīng 屬)については、ハマゴウ属を見よ。 |
訓 |
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説 |
広くアジア南部・アフリカ東部・南アメリカに分布。中国では、遍く全国に分布。 |
誌 |
中国では、タイワンニンジンボク(黃荊)をはじめ、いくつかのハマゴウ属の植物を薬用にする。ハマゴウの誌を見よ。 |
『詩経』に楚(ソ,chŭ)と呼ばれ、『楚辞』に荊(ケイ,jīng)と呼ばれる植物は、これである。
『説文解字』に、「荊、楚木也」と。 |
中国では、昔 この枝を刑杖として用いたので、刑罰の象徴とされた。
またむかし庶民の女性はこの枝を簪とした(荊釵,ケイサ,jīngchāi)ことから、自分の妻を謙譲して拙荊(セツケイ,zhuōjīng)と言う。 |
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